| 「気がつけば国境」 港のYOUさんの投稿 あれはまだ私たちファミリーが香港に駐在してたころのお話です。 観光で行かれる方には、下町の雑踏や近代的なスカイスクレイパー、 きらびやかな夜景がイメージとして浮かぶと思いますが、 実は山も川もあり、バーベキューが庶民の娯楽だったりします。 私たちもご他聞に漏れず、 旦那の会社のスタッフ全員とファミリーで バーベキュー大会を開くことが何度かありました。 その時のことです。 オフィスが終るころ、 皆で何台かの車に分乗して、 新界の猿もでるような(実は猿でます)船湾淡水湖のほとりにある 白沙頭(ぱくさーたぅ)のバーベキュー場へ向かいました。 もちろん、 携帯電話をトランシーバー代わりに持ってました。 「一本道だから、絶対に間違わないよ。」 ・・・と教わって、 私たちは一番にそこに到着する予定でした。 が、 いつまでたってもバーベキュー場が見つかりません。 「一本道だから大丈夫!」 ・・・と、運転手はずんずん山の中の道を進みます。 そのうち街頭もなくなり、バーベキューサイトの看板もなくなり、 駐車場すらなくなってきました。 おかしい、何かがおかしい・・・と感じ、 携帯を見ると、アンテナが圏外を指していました。 全員が「ここどこっ!」と泣きが入りかけたとき、看板を発見! そこには「鹿頸(ろっけん)」と書いてありました。 鹿頸・・・それは中国との国境の田舎町。 あと3分も走れば、 そこはボーダーラインだったのでした。 そのあと、Uターンして15分以上戻ると、 バーベキュー場には全員が集合してたのでした。 「遅いよー、何処行ってたのー?」と言いながら。 いやはや、 運転手はきちんと場所を把握してから ハンドルを握ってくれよ。 「頼むよ、旦那!」 ・・・・と思った私なのでした。 |